救命救急講習会を実施しました
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例年同様、今年も救命救急講習会を実施しました。昨年度は入門コースのみの開催でしたが、介護・医療関係者にはやや物足りないのではないかという声もあり、今年は思い切って入門コースと初級コースの二回開催としました。初級コースには20名、入門コースには24名の参加があり、和気あいあいとした雰囲気の中で講習を終えることができました。参加してくださった皆さまに深く感謝申し上げます。
今回の講習会には、「大切な人が倒れた時に何もできなかった悔しさを胸に、心肺蘇生を学びたい」という思いで参加された方がおられました。 その方は、3年前、夫が目の前で倒れ心肺停止となった場面に遭遇されたそうです。その場には多くの人がいて、救急要請の電話が一時的に集中してしまい、消防への電話がつながらなくなって救急車の到着まで15分ほどかかりました。その間、居合わせた救命救急士の方を中心に、周囲の人々が力を合わせて胸骨圧迫を続けました。白くなっていた体が、圧迫を続けるうちに少しずつ赤みを取り戻していく様子を、ただ見守ることしかできなかったとのことです。
「最も身近な人が倒れたのに、私は何もできなかった。その悔しさがずっと心に残っていました。だからこそ、今度は必要な処置ができるようになりたいと思って参加しました」と話してくださいました。講習会では胸骨圧迫やAEDの使い方を学びますが、実際に心肺停止の場面に立ち会った方の言葉には、教科書だけでは伝わらない重みがあります。参加者からは「自分も同じ状況に遭遇するかもしれない」といった声が聞かれ、救命処置を学ぶ意義を改めて感じる時間となりました。
目の前で大切な人が倒れた経験者の言葉は、救命処置の重要性を改めて私たちに教えてくれます。救急車が到着するまでの数分間に、「1秒でも早く、途切れることなく」周囲の人がどれだけ適切な行動を取れるかが命を左右します。 医師会としても、今後も救命講習会を継続し、心肺蘇生やAEDの使用方法を広く伝えていきたいと改めて感じさせられました。



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