妊娠中の方への RSウイルスワクチン接種がはじまりました!
- 5月7日
- 読了時間: 2分
2026年4月から、妊娠中の方を対象とした RSウイルスワクチン が定期接種として公費で
受けられるようになりました。 RSウイルス感染症がどのような病気で、そしてなぜ妊婦
さんがワクチンを接種するのでしょうか。
■ RSウイルス感染症とは
RSウイルスは、毎年秋から冬にかけて流行する呼吸器感染症(いわゆる風邪)を引き起こ
すウイルスです。 ほとんどの子どもが2歳までに一度は感染するといわれており、非常に
身近なウイルスです。大人は感染しても軽い風邪で済むことが多いのです。でも、生後6
か月以内の赤ちゃんが感染すると、肺炎や細気管支炎を起こしやすく、重症化して入院が
必要になることもあります。
入院するほどでなくても呼吸が早く、苦しそうになって、ミルクが飲めなくなるなど、と
ても大変で、しかも特効薬はないのが現状です。
■ なぜ妊婦さんがワクチンを接種するのでしょうか
妊娠中にワクチンを接種すると、お母さんの体で作られた抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに
移行します。 これを「母子免疫」と呼び、赤ちゃんは生まれた直後からその抗体によって
守られます。
RSウイルスワクチンを妊娠中に接種することで、
生後すぐの赤ちゃんの RSウイルス感染そのものを減らす
肺炎や細気管支炎などの 重症化を大きく減らす
といった効果が確認されています。
赤ちゃんは生後すぐには自分で十分な免疫を作ることができません。 そのため、妊娠中の
接種によって赤ちゃんを守ることができるという点が、このワクチンの大きな特徴です。
■ 接種の対象と時期
対象:妊娠 28週0日〜36週6日の妊婦さん
回数:1回接種
費用は 定期接種のため無料(公費) です。
接種のタイミングや体調については、かかりつけの医師と相談しながら進めていただくこ
とをおすすめします。
■ 安全性について
主な副反応は、接種部位の痛みや腫れ、頭痛、筋肉痛などで、いずれも一時的なものが多
いとされています。
■ 最後に
RSウイルスは赤ちゃんにとって身近でありながら、時に重い症状を引き起こすウイルスで
す。 妊娠中のワクチン接種は、生まれてくる赤ちゃんを守るための大切な手段のひとつで
す。 ご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にかかりつけ医へご相談ください。

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