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ポリオワクチン
不活化ポリオワクチン
2012年9月から注射の単独不活化ポリオワクチンが定期接種されることになり、2012年11月からは三種混合(DPT)と単独不活化ポリオを混合した四種混合ワクチン(DPT-IPV)が導入されています。従って、2012年8月以降に生まれた赤ちゃんは、基本的に不活化ポリオワクチンを含む四種混合ワクチンを接種することになっています。現在では不活化ポリオワクチン単独で接種する必要があるのは、特殊な場合に限られると思いますので、不明な場合はかかりつけ医とご相談ください。
「生ポリオワクチン」は、ポリオウイルスの病原性を弱くして作ったもので、ウイルスは生きています。生きたウイルスは、免疫をつける働きは強く、ワクチン としての効果は高いのですが、腸の中でウイルスが増える間に病原性が強くなってしまうことがあります。その結果、頻度は少ないのですが、生ワクチンを飲んだ人や保護者などの周囲の人に、ワクチンの副作用として小児マヒを起こすことがあるのです。1980年から30年以上、日本では野生のポリオウイルスによる小児まひの患者は出ていません。日本と同じように野生のポリオウイルスの流行していない国々では、ワクチンによる小児マヒを防ぐために、1990年代後半から経口生ワクチンを不活化ワクチンに切り替えてきました。「不活化ワクチン」はウイルスを不活化し(殺して)、免疫を作るのに必要な成分を取り出して作ったものです。ウイルスは死んでいるため、免疫を作らせる働きは弱いのですが、ワクチンによる小児マヒの心配はありません。
不活化ポリオワクチンは、初回接種3回、追加接種1回、合計4回の接種が必要です。不活化ポリオワクチンは、注射による接種です。
不活化ポリオワクチンの接種年齢・回数・間隔は、3種混合(DPT)と同じで、標準的な接種年齢は、次のとおりです。
対象者
-
初回接種(3回)
生後3か月から12か月に3回(20日以上の間隔をおく) -
初回接種(1回)
初回接種から12か月から18か月後(最低6か月後)に1回
なお、この期間を過ぎた場合でも、90か月(7歳半)に至るまでの間であれば、接種ができます。過去に生ポリオワクチンを受けそびれた方も、対象年齢内であれば、不活化ポリオワクチンの定期接種を受けていただくことが可能ですので、接種されることをおすすめします。
生ポリオワクチンをすでに2回接種された方は、不活化ポリオワクチンの追加接種は不要です。
-
1期
生後3ヶ月から90ヶ月未満の乳幼児 -
1期初回
3-8週の間隔で3回 -
1期追加
3回目接種の約1年後(6ヵ月後から接種可能)に4回目を接種
不活性化ポリオ定期接種実施医療機関
(令和6年度)
医療機関名
住所
電話番号
備考
吉村医院
高師浜3-18-23
261-8434
-
宮里小児科
取石1-13-15
275-1623
-
小嶋整形外科クリニック
取石2-36-40
275-0560
-
石田医院
羽衣1-10-11
261-1313
-
高石市立診療センター
羽衣4-4-26
267-0003
-
※基本予約が必要です。
詳しくは電話でお問い合わせください。
任意接種
定期接種の時期(生後7歳半)を過ぎてからの接種は、同じ予防接種でも任意接種となります。自費扱いで予防接種の費用が必要になります。
不活化ポリオ(任意接種)実施医療機関
(令和6年度)
医療機関名
住所
電話番号
備考
吉村医院
高師浜3-18-23
261-8434
-
宮里小児科
取石1-13-15
275-1623
-
石田医院
羽衣1-10-11
261-1313
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高石市立診療センター
羽衣4-4-26
267-0003
-
※基本予約が必要です。
詳しくは電話でお問い合 わせください。
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