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おたふくかぜ(ムンプス)ワクチン
おたふくかぜ
おたふくかぜウイルス(ムンプスウイルス)によってかかる病気です。耳たぶのすぐ下にある耳下腺が腫れてきます。かかっても軽い場合が多く、不顕性感染と言って知らない間にかかっている場合もあります。大人の男性がかかると不妊症になるという事があるとよく知られていて、はやっていたら子供のうちにうつしてもらおうと考える人もたくさんあるようです。けれども、子供がかかっても重い合併症を引き起こすことが多いのです。自分の子どもだけは重症にならない、という保証はありません。
・無菌性髄膜炎が約50人に1人の割合で起こります。これを発症すると強い頭痛を訴え、嘔吐することもあります。
・重度の難聴になることがあります。約1,000人に1人の割合で、年間700人くらいがかかっていると推定されています。これは、一生治りません。
・脳炎が毎年約30人に起こっていて、障害が残ったり死亡したりすることもあります。
残念ながら、ワクチンも完全ではありません。ワクチンをうった後、数千人に1人の割合で、無菌性髄膜炎になることがあります。これは、接種後16日前後におこります。そのころに、発熱や嘔吐、不機嫌が続くようなことがあれば、必ず受診してください。ただし、無菌性髄膜炎の発生率は接種しないで自然感染(100人に1~2人)するよりもずっと低く、重症にもなりにくいものです。ワクチンをうたずに50人に1人のくじを引くか、ワクチンをうって、数千人に1人のくじを引くか、どちらを選ぶか、だと考えてみてください。やはり、ワクチン接種をお勧めしたいと思います。
おたふくかぜ任意接種実施医療機関
(令和7年度)
医療機関名
住所
電話番号
備考
石田医院
羽衣1-10-11
261-1313
-
二階堂医院
羽衣2-4-15