■ 高石市医師会創立50周年、次の50年に向けて



 高石市医師会は、昭和41年、高石市の発足とほぼ同時期に当時の泉北医師会から独立し今日に至っており、今年が発足50年となります。これまで、日々の診療の傍ら医師会の活動として、予防接種、住民健診、学校保健などの行政への協力とともに、地域の企業や事業所へ産業医としての協力なども行ってきました。


 今、日本の人口の4分の1以上が65歳以上の高齢者となり、この比率は団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年まで上昇し続けることが予想されています。人口の高齢化とともに疾病構造は変化しており、慢性疾患は言うに及ばず、とりわけ認知症高齢者の増加は社会問題となっています。現在、認知症高齢者は520万人いるとされ、これが2025年には700万人に増加すると考えられています。当医師会もこれに対応するため、市民向けの講演会や、他職種間の勉強会などを開催して連携を強めているところです。


 また高齢者の増加に伴い、住み慣れた自宅で最期を迎えたいという市民のニーズが多くあり、病院から在宅へという医療提供体制の変革が求められています。当医師会では、平成27年4月から在宅医療介護連携支援室を開設し、自宅周辺に主治医を持たない市民のための相談窓口として機能していますが、今後在宅医療を行う医療機関を増やすため、28年度から在宅医療コーディネーター事業に参画して、更なる在宅医療の充実を目指します。


 医師会という組織は単なる同業者団体ではなく、市民の皆さんから気軽に相談できる組織でありたいと考えています。温かみのある医師会として、また開かれた医師会として存在し続けるために、皆さんのご協力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


  


                       高石市医師会 会長 岩田 信生