8月22日土曜日に、迷宮カフェの上映会を行いました。迷宮カフェは、骨髄移植をテーマにした映画で、医師会のみならず、多くの企業、個人の寄付により制作されたものです。
今回の上映にあたっては「骨髄移植を応援するさかい」のボランティアの皆さんが参加して、募金箱を設置されたほか、ミニバザーも実施されました。骨髄バンクのチラシの配布を行っただけでなく、上映に先立ち「ドナー登録を考えておられる方へ」という15分のDVDの上映も行ないました。
上映会に来られなかった方のために簡単にお話しすると、映画は、客が次々に失踪するといううわさのカフェが舞台です。謎めいた主人公の女性店主と、うわさの謎にせまろうとする週刊誌記者。登場人物は骨髄移植を通して深くつながり、骨髄提供者がドナーとなる体験を通じて、逆に大きな贈り物を得る様子が描かれています。
映画の中で、骨髄の提供を受けた子供から、名も知らないドナーにあてた手紙が朗読されています。
「僕は、病気でもうすぐ死ぬはずでしたが、おじさんの骨髄をもらったおかげで大人になるまで生きられることになりました。大人になったら、お医者さんになりたいです。おじさんが誰だかわからないけど、たくさんの人を助けられたら、その中におじさんもいるのではないかと思います。」
この手紙に、涙ぐんだ観客も少なくなかったのではないかと思います。
幸いにも好天に恵まれ、当日は1055名の来場者がありました。
即売会の売り上げ7800円と募金5299円は「骨髄移植を応援するさかい」を通じてNPO法人関西骨髄バンク推進協会に届けられました。会場まで足を運んでくださった皆様、募金に協力してくださった皆様に感謝し、ご報告いたします。
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