堺高石消防署のご協力を得て、2023年6月22日(木)に、高石市立総合医療センターにて、4年ぶりの救命救急講習会を実施しました。
今回は、はじめて胸骨圧迫の練習用のあっぱくんが、一人に一つずつ準備されていました。
ピンク色の模擬心臓がついていて、両手を組んで、120回/分のリズムに合わせて圧迫をします。うまく圧迫ができると音が鳴るのです。参加者みんなのリズムがそろってくると音が一つになるはずなのですが、、
きっちりとそろってくる前に息が切れてしまいそうになりました。一人では、長く胸骨圧迫を続けられないと言うことを痛感します。いざとなれば、練習よりも頑張れるとは思いますが、交代できる人がいてこそ、10分、15分、心肺蘇生が続けられるのです。
大阪では、心停止になったときに救急車がくるまでに心肺蘇生の処置を受けていた人が50%だといいます。心肺停止に陥ったあと除細動が1分遅れるごとに救命率は7~10%ずつ下がります。このことから10分以上除細動が行われないと生存が難しいことがわかります。そばにいる人が心肺蘇生を実施した場合の救命率は、15.2%。さらに、AEDを実施したケースではその救命率は53.2%になるそうです。心肺蘇生を実施しなかった場合に比べ、1ヵ月後生存者数で1.9倍、1ヵ月後社会復帰者数で2.7倍になるのです。
もし誰かが倒れているのを見つけたら、自分の安全を確認して、ためらわずに声をかけ、意識がなければ、心肺蘇生をしてください。嫌がる反応があれば、その時にはやめればいいのです。
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