救命救急講習会を実施しました!
今年も、堺高石消防署のご協力を得て、7月12日(木)に、高石市立保健センターにて、救命救急講習会を実施しました。2年前から医師会会員だけでなく、高石市内の中学、高校からも参加者を募集するようにしています。今年は、羽衣学園高校の生徒さんに加え、清風南海学園から、運動部のキャプテンが、勢ぞろいして参加してくれました。
いつものように、講習のはじめに、DVDを見ます。
学校から帰宅途中に、歩道に倒れている人を見つけた生徒たちが、
「びっくりして頭の中が真っ白になった」けれども、「ともかく、人を集めなくては」と、いそいで学校に戻り、
先生の応援を求め、
救急車を呼び、
AEDを持ってきて、
先生方が心肺蘇生を始める、
というような、実際に起こった事例がいくつか紹介されます。
DVDを見たあとで、消防署の方からの質問がありました。
「倒れている人をみつけた時に、絶対にしてはいけないことはなんですか?」
今のDVDの中にしてはいけないことなんてあったかなと、参加者が頭をひねっています。
「頭を動かす?」「ゆすぶる?」
ちがいます。絶対してはいけないことは、
「知らんぷりをする」
ということです。人がいないところだけでなく、町中の人通りが多い交差点などでは、
「自分がしなくても誰かが手助けをするだろう。」と考えて通り過ぎる人がたくさんいるのだそうです。
講習を受けてくれた生徒さんも、他の方も、誰かがすると思わず、
命を守るために、必要な行動を、ためらわずにとってほしいと思います。
『意識の無い人がいたら怖がらず、心肺蘇生をする』
『いやがる反応があれば、そのときにはやめる』
いざというときに、命を救うためにできること、土俵に上がる勇気を持ちましょう。
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