救命救急講習会を実施しました!
今年も、堺高石消防署のご協力を得て、7月11日(木)に、高石市立保健センターにて、救命救急講習会を実施しました。
今年度から、高石市報にも掲載していただき一般からの参加者も募ることにしました。そのため、羽衣学園高校、清風南海学園の生徒さんに加え、自治会の自主防災組織の方や、一般企業の方の参加もあり、幅広い年代の方が集まっての講習となりました。
いつものように、講習のはじめに、DVDを見ます。救命処置が間に合わずに、なくなられた方の写真がたくさん映し出されると涙ぐんでいる方もありました。
DVDを見たあとで、消防署の方からの質問がありました。
「倒れている人をみつけた時に、絶対にしてはいけないことはなんですか?」
それは、見てみないふりをして通り過ぎることなのです。
誰にも発見されないときだけでなく、たくさんの人が通るところでも、
「誰かが助けるだろう」と通り過ぎてしまう人が案外あるのです。
まず、勇気を持って、倒れている人のそばに行き、声をかけましょう。
そして、自分一人だけで頑張らずに、周りにいる、他の人にも頼んで、手伝ってもらいましょう。
ということなのです。
そこから、モデル人形を使っての実習です。胸骨圧迫による心肺蘇生は、思った以上に力が必要で、私ではとても、5分も続けられそうにありません。でも、生徒さんたちは、さすがにパワーがあり、5分でも10分でも続けられそうなくらい、楽々と心肺蘇生をしています。
講習に参加してくれた若い人たちが、とても頼もしく思われました。
消防隊の方に、
「なかなか、動きがいいね。消防隊に入って救命救急士になりませんか?」
と勧誘されている生徒さんもありました。
今回の講習は、3時間の初級コースですが、1日、あるいは3日間というもっと上級のコースもあります。
早速上級コースの申し込みをしている人もあり、この先、広がっていく講習になったと思います。
これからも、少しずつですが、
命を守るために、必要な行動を、ためらわずにとれる人が増えるよう、
医師会としても活動を続けていきたいと思いました。
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