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■ ** インフルエンザーかかっていないって証明?**



新型インフルエンザ検査についてのお願い

新学期が始まり、秋の訪れとともに新型インフルエンザが増加しています。

新型インフルエンザには、免疫のない人が多く、

集団の中で感染が急激に広がることが多いためです。


感染の広がりを抑えようとする会社、学校などから、

「インフルエンザでないことを証明する書類」を提出するように求められることがあるようです。発熱など、特に症状は何もないのに、インフルエンザの検査を希望して、

医療機関を受診される方が、後を絶ちません。


けれども、検査には、限界があります。

インフルエンザであっても、症状が出る前の潜伏期間中は、インフルエンザの迅速検査をしても陰性ですし、発熱などの症状が出てからでも、12時間以内では陽性にならないことも多いのですですから


「インフルエンザにかかっていないという証明をする」ことは、実際問題として不可能です


それだけではありません。インフルエンザの流行に伴い、迅速検査キットが不足しています。検査キットも、無尽蔵にあるわけではなく、医療機関でも入手が極めて困難になっています。これから、さらに流行が広がっていく可能性が高いことを考えると、検査は、高熱の患者さんや実際に感染している可能性の高い人を優先しなければならない状況なのです。来週、来月、あなたやあなたの家族がインフルエンザにかかった時に、必要な検査ができるよう、限りのある医療資源を有効に使っていくために、インフルエンザの検査がぜひとも必要という場合以外は、検査ができないということに、ご理解とご協力をお願いします。


なお、インフルエンザを強く疑わせるような症状が何もない健康な方の場合、インフルエンザの検査は、保険診療の給付の対象になりません。健康診断と同じように、すべて、自費の扱いになります。この点も併せてご理解いただきたいと思います。


企業、教育機関の関係者の方々にも、「インフルエンザに感染していないことの証明」を求めるようなことがないよう、重ねて、ご理解、ご協力をお願いいたします。


高石市医師会

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